
米保健福祉省がメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの研究開発支援を大幅に中止した。
6日(現地時間)、AP通信によると、米保健福祉省はインフルエンザや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などの呼吸器系ウイルスを予防するワクチン開発を含む、mRNA関連の22件のプロジェクトの契約を解除し、支援を打ち切ったという。
ワクチンに批判的な立場を取る米保健福祉省のロバート・F・ケネディ・ジュニア長官は、mRNAワクチンが効果がないとし、米政府の新たなワクチン技術開発のための5億ドル(約736億3,714万円)の研究費支援中止を決定した。
ケネディ長官は米国がmRNAワクチンを放棄し、新たな予防策に投資すべきだと主張してきた一方で、専門家らはmRNA技術の安全性と有効性が証明されていると反論してきた。AP通信は専門家の見解を引用し、mRNAワクチンが呼吸器疾患を完全に予防することはできないものの、COVID-19ワクチン接種が上気道の呼吸器感染が下気道に広がるのを防ぐと伝えた。
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