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中国で「抗日映画」が異例の大ヒット…対日攻撃事件も相次ぎ、憎悪とナショナリズムの溝がますます深まるか

織田昌大 アクセス  

中国で9月3日の「抗日戦争勝利記念日」80周年を前に、旧日本軍の侵略をテーマにした映画が異例のヒットを記録している。国営メディアも「愛国映画」として後押しするなか、中国と日本の両国で自国民が襲撃される事件が相次ぎ、両国間の感情的対立が一層深まっている。

中国国営の『新華社通信』によれば、6〜8月の中国国内の映画興行収入はすでに73億4,000万元(約1,500億円)を突破。その中で話題作『南京写真館』は、公開11日で17億元(約348億円)を超える興行収入を記録し、夏季シーズンの1位に躍り出た。週末の1日売上は3億7,000万元(約76億円)に達し、過去作『ナタ2』に次ぐ歴代2作目の記録となった。

引用:Baidu
引用:Baidu

観客の4割以上は25歳未満で、作中のセリフ「フィルムは嘘をつかない」はSNS上でミームとして拡散。若年層の共感を呼んでいる。

『南京写真館』は、南京大虐殺を背景に、中国人が日本軍の残虐行為を記録した写真を守るために命を懸けて戦う姿を描いた作品。中国ではこの事件の犠牲者を追悼する「国家哀悼日」が毎年12月13日に定められている。

さらに、9月18日には旧日本軍の731部隊による生体実験を描いた映画『731』が公開される予定で、映画サイトでは「最も観たい作品」1位にランクインしている。この他にも、英国兵捕虜を救出する中国漁民を描いた『東極島』や、中日戦争時の過酷な旅路を追うドキュメンタリー『山河為証』なども続々と公開される。

こうした映画熱は、民間の反日感情にも波及している。7月31日には江蘇省蘇州市の地下鉄駅で、日本人女性が子どもと一緒にいたところ、中国人の男に石を投げられ負傷する事件が発生。男はその場で拘束された。

昨年6月にも蘇州で同様の事件が起きており、日本人母子が刃物で襲われ、止めに入った中国人スクールバス添乗員が死亡。犯人には今年初めに死刑判決が下されている。

一方、日本国内でも中国人が被害者となる事件が起きている。『時事通信』によると、7月31日、東京で中国人男性2人が日本人の男4人に鈍器で殴打され重傷を負った。犯人らは車で逃走し、警察が監視カメラ映像をもとに捜査を続けている。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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