
先月大幅に下落した国際金価格が今週、史上最高値に迫っている。7日(現地時間)、インベストピディアは、1日に発表された米国の雇用統計が予想を下回ったため、金価格の上昇傾向が続いていると報じた。
この日の金価格はオンス(31.1g)当たり3,418.14ドル(約50万3,099円)で、6月13日の最高値3,448.50ドル(約50万7,568円)以来の高水準に達した。金価格は1週間前の7月の最安値3,311.80ドル(約48万7,448円)から約3%以上上昇した。低調な雇用統計を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを行うとの期待が金需要を押し上げたと分析されている。
貿易戦争がもたらした米経済の不透明な先行きも金価格を押し上げており、今後もFRBの利下げ期待が続くことで高値圏での推移が続くとインベストピディアは伝えている。同メディアは、欧州中央銀行(ECB)が昨年6月以降8回の利下げを実施したことで金の価値が高まり、FRBの利下げも高値を下支えするだろうと予測した。
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