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2025年08月11日月曜日
ホームニュースイスラエル、ガザの“記者テント”を狙撃し5人殺害…1人は遺体損壊で身元不明 ハマス関与巡りアルジャジーラと対立

イスラエル、ガザの“記者テント”を狙撃し5人殺害…1人は遺体損壊で身元不明 ハマス関与巡りアルジャジーラと対立

イスラエル軍は10日(現地時間)、ガザシティのアル・シファ病院前に設置された記者のテントを空爆し、カタールの『アルジャジーラ・テレビ』の特派員4名を殺害したと、ガザ地区の医療関係者の情報を引用した『新華社通信』が報じた。

新華社の報道によると、アルジャジーラもこの事実を伝えた。記者のアナス・アルシャリフ氏、モハメド・クレイケ氏、モハメド・ヌファル氏、写真記者のイブラヒム・ジャヘル氏の4名が、ガザシティ取材中にイスラエル軍の狙撃爆撃により殺害されたという。

引用:ニューシス
引用:ニューシス

アル・シファ病院のモハメド・アブ・セルミヤ院長は新華社に対し、「イスラエルの空爆により計5名のパレスチナ人が死亡した」と述べた。その中には、アルジャジーラの特派員2名と写真記者2名が含まれていたという。

パレスチナ民防衛隊の情報によると、イスラエル軍はこの日、記者のテントを直接狙撃爆撃し、4名を殺害したことが確認された。5人目の犠牲者は、遺体が粉々になっており、いまだ身元が確認できていない。

イスラエル国防軍 (IDA)はその後の発表で、「ガザシティを空爆し、アナス・アルシャリフ氏を殺害した」と認め、「彼がハマスの一員であった」と主張した。

IDAは「アルシャリフ氏はハマスのテロ組織のテロチームのリーダーで、イスラエル軍とイスラエル市民を標的としたロケット攻撃を指揮していた」と発表した。

また、彼がハマスのメンバーであることを示す証拠があると主張し、「個人の勤務日誌、テロリスト訓練スケジュール、電話番号、給与支給記録」などが含まれているとした。 これに対しアルジャジーラは、ガザ地区の記者兼解説者であるムハンマド・シェハダ氏の証言を引用し、「アルシャリフ氏が何らかの敵対行為に関与した証拠はない」と反論した。アルシャリフ氏が殺害される直前にSNSのXに投稿した動画には、ガザシティの夜空が空爆の閃光と爆発音で満ちている様子が映っていた。彼は「すでに2時間もイスラエル軍の空爆が続いている。ガザシティへの空爆はますます激しさを増している」と記していた。

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