
J・D・バンス米副大統領は、ドナルド・トランプ米大統領がウラジーミル・プーチン露大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の直接会談を促すだろうと述べた。
Newsisの報道によると、インデペンデント紙はバンス副大統領が8日(現地時間)に受けたインタビューを10日に公開したフォックス・ニュースの取材内容として、「最大の障害の一つはプーチン大統領がゼレンスキー大統領と直接会うことを拒否している点であり、トランプ大統領はこれを打開する必要がある」と伝えた。
また、バンス氏は「基本的に、米大統領がこの二人を対面させるべきだ」と述べ、「トランプ大統領はプーチン大統領とゼレンスキー大統領を同席させ、両者の相違点を明確にするよう迫るべきだ」と主張した。
さらに「平和を実現するには、決断力のある指導者が関係者を集めることが必要だ」と述べ、「現在、三者の首脳がいつ会談し、紛争終結について議論できるか、具体的な日程を調整する段階に来ている」と付け加えた。
ただし、バンス副大統領が言及した三者首脳会談の時期が、15日にアラスカで予定されている米露首脳会談の直後になるかどうかは明らかではない。
これに先立ち、トランプ大統領は8日に「プーチン大統領もゼレンスキー大統領も平和を望んでいる。双方の利益にかなう『領土交換』があるだろう」と述べたものの、三者首脳会談については触れていなかった。
また、米NBCは10日、匿名の情報筋を引用して「ホワイトハウスがアラスカにゼレンスキー大統領を招待することを検討している」と報じた。
あるホワイトハウス高官は「トランプ大統領は両国首脳との三者会談に依然として前向きだが、現在はプーチン大統領が要請した二国間会談の準備に注力している」と説明した。
ゼレンスキー大統領は欧州と連携し、「ウクライナを除外した解決策は何の成果ももたらさない『意味のない解決策』だ」として、ウクライナの対等な参加を強く求めている。
たとえ15日にアラスカで三者首脳会談が実現しなくても、トランプ政権はロシアとウクライナの直接対話を引き続き推進する意向を示している。
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