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2025年08月12日火曜日
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「無人で無事じゃない」中国AIが出した“落下ルート”、百度のロボタクシーが選んだ未来

引用:The Beijing News
引用:The Beijing News

中国で「最も安全」と宣伝されてきた無人自動運転ロボタクシーが、乗客を乗せて走行中に道路脇の穴に落ちるという事故が発生した。

現地時間7日、中国新京報などによると、中国の企業バイドゥ(百度)が開発した人工知能(AI)搭載の無人自動運転ロボタクシー「Apollo Go(アポロ・ゴー、中国名:蘿蔔快跑)」が、前日午後6時ごろ、重慶(チョンチン)市で乗客を乗せ走行中、深さ約3メートルの道路脇の穴に進入した。

当時乗っていた女性乗客は幸い大きなけがはなかった。周囲の市民が下ろしたはしごを使って、無事に脱出することができた。

事故が起きたのは、配管の埋設工事が行われていた区域だった。近くの店舗の店主は「現場の周囲にはフェンスや注意喚起の標識もあった。それなのに、なぜロボタクシーが進入したのか理解できない。機械を完全に信用することはできないし、誤作動のリスクは常にある」と語った。

アポロ・ゴーはバイドゥが2021年8月に正式に開始した自動運転タクシーサービスで、中国をはじめ世界15都市で1,000台以上が運行されている。

同社はこれまで、累計1,100万件以上の利用実績と、延べ1億7,000万キロの無事故走行記録を強調してきた。46の安全システムを備えていることから、「最も安全なロボタクシー」というスローガンを掲げてきた。

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