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2025年08月12日火曜日
ホームニューススーダンRSF、難民キャンプを奇襲し40人超の民間人を殺害…住宅地を砲撃し無差別処刑 政府軍の“撃退成功”発表直後に

スーダンRSF、難民キャンプを奇襲し40人超の民間人を殺害…住宅地を砲撃し無差別処刑 政府軍の“撃退成功”発表直後に

引用:ニューシス
引用:ニューシス

スーダンの準軍事組織「迅速支援部隊(RSF)」が11日(現地時間)、北ダルフール州エルファシャーの難民キャンプを襲撃し、40人以上の民間人を殺害したと、現地の目撃者や市民団体が伝えた。

海外メディア『ニューシス』の報道によると、反戦団体のエルファシャー抗戦委員会は、今回の攻撃がアブショク難民キャンプの民間居住区に砲撃を加え、住民を無差別に殺害する形で行われたと述べた。

また、同地域の別のボランティア団体アブショク地区緊急計画室は、今回の攻撃で40人以上が死亡、19人が負傷したと発表した。

襲撃は、スーダン政府軍(SAF)と現地武装勢力の支援軍が「RSFの長期的な攻撃を撃退した」と発表した直後に発生した。

SAF軍と支援軍は、この戦闘でRSFに甚大な損害を与え、少なくとも200人以上の戦闘員を殺害し、数十台の戦闘車両や装備を破壊または押収したと主張している。

しかし、住民の証言によると、この日の戦闘は11日未明、RSFが複数の地域で同時多発的に爆撃と砲撃を開始したことから始まったという。砲撃はSAF軍司令部やアブシュク収容所など複数箇所に及び、その直後、市内東部、南東部、北部から歩兵部隊による地上攻撃が一斉に行われたという。

エルファシャーは、広大なダルフール地域でRSFが支配する最後の大都市であり、今年5月以来、激しい戦闘の舞台となっている。

2023年4月に勃発したスーダン内戦は、SAF軍とRSF軍の権力争いが続く中、全国のインフラや主要都市を破壊し、数十万人の死者と数百万人の避難民を生み出している。

国全体が戦場と化すなか、スーダン国民は前例のない人道的危機に直面している。

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