
中国のレノボ傘下となったモトローラが、日本市場での存在感拡大を狙い、10万円を切る超低価格の縦折り型フォルダブルスマホ投入を計画していることが分かった。
日本ではサムスンの「ギャラクシーZフリップ」シリーズやシャープの「AQUOS RAZR」などがフォルダブル市場を牽引してきたが、いずれも価格は15万円前後と高額で、若年層やライトユーザーの参入障壁となっていた。
モトローラが発表した新モデルは、「レーザー」「レーザープラス」「レーザーウルトラ」の3機種。最も安価なモデルの国内販売予想価格は9万円台で、競合機よりも5万円以上安い設定だ。これにより、フォルダブルスマホの価格破壊が一気に進む可能性がある。
さらに、モトローラは普及価格帯スマホ市場の開拓にも積極的で、SIMフリー市場向けに4万円台の「モトG56」も投入予定。販売代理店によっては大幅割引やポイント還元により、実質負担額が1円程度になるキャンペーンも検討されているという。
業界関係者は「これまでフォルダブルは富裕層やガジェット愛好家のための製品というイメージだったが、モトローラが参入すれば一気に裾野が広がる。国内メーカーにとっても価格競争を避けられなくなる」と分析している。
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