
ドナルド・トランプ米大統領が15日にウラジーミル・プーチン露大統領と会談する予定の、アラスカ州アンカレッジにあるエルメンドルフ・リチャードソン統合基地は、冷戦期にソ連を監視・抑止する上で重要な戦略的役割を果たしてきた。
Newsisの報道によると、同基地は2010年にエルメンドルフ空軍基地とリチャードソン陸軍基地が統合されて設立され、現在は空軍の管轄下にある。
基地内にはアラスカ司令部、第11空軍、第11空挺師団、そしてアラスカ北米航空宇宙防衛司令部地域の本部が置かれている。
この基地では、ソ連の軍事活動や核発射の可能性を監視するため、各種早期警戒レーダー施設の運用を指揮していた。
AP通信が12日に伝えたところによると、基地のウェブサイトには当時「北米のトップカバー」というモットーが掲げられていたという。
基地内の多くの軍事施設や装備は現在使用されていないが、F-22ラプターなどの主要なステルス戦闘機部隊は依然として配備されている。
また、基地所属の航空機は現在も定期的に米国領空へ接近するロシア機を追跡している。
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