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「110年続いたのにトランプの一言で廃止」!?BLS新局長候補が「月間雇用統計」廃止を主張、米市場と政界に衝撃!

望月博樹 アクセス  

米国のドナルド・トランプ大統領が米労働省労働統計局(BLS)の新しい局長に指名したヘリテージ財団のチーフエコノミスト、E・J・アントニー氏が、BLSの月間雇用統計の発表を中止すべきだと主張した事実が12日(現地時間)に明らかになり、物議を醸している。雇用統計は、1915年から発行されている米国の雇用市場の状況を示す重要な指標である。

引用:CNN

アントニー氏が4日、フォックス・ニュース・デジタルとのインタビューで「月間雇用統計のデータは信頼性に欠け、しばしば過大評価される傾向がある」と批判したことが後に明らかになった。彼は「経済における雇用の増減すら正確に把握できないのであれば、企業はどのように経営計画を立て、米連邦準備制度理事会(FRB)はどのように金融政策を実施するのか」と述べ、「早急に解決すべき深刻な問題である」と強調した。

さらに、問題が解決されるまで「月間雇用統計の発表を中止し、代わりに速報性は劣るがより正確な四半期データを引き続き公表すべきだ」と主張した。このインタビューは、トランプ大統領が11日にアントニー氏を次期BLS局長に指名する1週間前に行われ、その内容が後になって明らかになると論争を引き起こした。

トランプ大統領は1日、BLSが市場予想を下回る7月の雇用統計を発表し、既に公表済みの5月、6月の雇用増加数を大幅に下方修正したため、BLSのエリカ・マッケンターファー局長を解任した。さらに5日には、BLSがジョー・バイデン前大統領時代の雇用増加数を誇張し、トランプ大統領の任期中はそれを過小評価したとして、「(データが)意図的に共和党と自分を悪く見せるために操作された」と非難した。

アントニー氏の主張には一理ある。データの収集率を改善し、新技術を導入するという点である。BLSは電話と対面調査方式で6万世帯と12万企業から回答を収集しており、数十年間同じ方式を維持してきた。しかし、従来の調査方式の回答率が10年前の90%から70%以下に低下したため、改革の必要性が指摘され、BLSはオンライン回答の追加収集方式を長期的に検討している。

また、予算不足も統計の質に影響を与えており、BLSは生産者物価指数(PPI)の下位項目300以上の作成を中止することを決定した。調査対象世帯数を減らすよう圧力もかかっている。特に、最近の雇用統計が大幅に修正されたのは、企業からの回答が遅れがちでデータが遅延し、後から収集されるデータの反映割合が大きくなっているためだと、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は伝えている。

しかし市場では、アントニー氏が単にデータの質の改善だけを追求しているわけではないとの懸念が高まっている。保守系のシンクタンクである米公共政策研究所(AEI)の上級研究員、スタン・ヴェウガー氏(Stan Veuger)はフィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、「トランプ大統領が信頼でき、過度に党派的でない人物を選ぶという期待があったが、アントニー氏はその正反対である」と述べ、「彼の経済政策に賛同する人々でさえ、彼に資格がないと考えている」と語った。

マンハッタン研究所の上級研究員、ジェシカ・リードル氏は「(トランプ大統領の意に沿わない)正確なデータを発表すれば、解雇される可能性のある職務に就く信頼できる経済学者はいないだろう」とFTに語った。WSJは社説で「アントニー氏がBLSデータに対する国民と市場の信頼を確保するには、『MAGA(米国を再び偉大に)』のキャップを脱ぐべきだ」と指摘した。

ブルームバーグテレビジョンのマイケル・マッキー記者は「この指標は発表が遅れ、修正されることもあるが、毎月入手できる最も信頼性の高い指標だ」と述べ、「BLS局長がこの統計の発行を中止する権限を持っているかどうかも不明確だ」と指摘した。

ワシントン・ポスト(WP)によれば、BLSの月間雇用統計は1915年から発行されている統計で、新規雇用者数や失業率などを含み、産業界や投資家、政策立案者、さらにはFRBに至るまで米国の労働市場の状況を測る重要な指標とされてきたという。そのため、BLSが月間雇用統計の発表を中止し四半期報告書に置き換えると、逆に市場で雇用データが政府の意向に沿って加工されるのではないかという不信感が高まる可能性がある。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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