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2025年08月18日月曜日
ホームニュース「私の任期中は台湾侵攻しないと約束して!」トランプ、習近平と通話で“侵攻なし”宣言 台湾海峡の緊張緩和か

「私の任期中は台湾侵攻しないと約束して!」トランプ、習近平と通話で“侵攻なし”宣言 台湾海峡の緊張緩和か

引用:depositphotos

ドナルド・トランプ米大統領は15日(現地時間)、習近平中国国家主席が自身の任期中に台湾を侵攻しない意向を示したと明らかにした。

トランプ大統領は同日、ウラジーミル・プーチン露大統領との首脳会談のため、アラスカ州アンカレッジに向かう専用機内でフォックス・ニュースのインタビューに応じ、「中国と台湾の問題は、ロシアとウクライナの戦争状況と似ている」と述べた。

トランプ大統領は中国による台湾侵攻説について、「習主席は『あなたが大統領の間は絶対にそのようなことはしない』と言った」と述べた上で、「それに感謝の意を示したところ、習主席は『しかし私と中国は非常に忍耐強い』と付け加えた」と語った。

続けてトランプ大統領は「私が在任中に、中国による台湾侵攻は絶対に起こり得ない」と強調した。トランプ大統領と習主席の最新の通話は6月に行われ、トランプ大統領の2期目就任後の初めての公式通話だった。

台湾メディア「台北タイムズ」は、トランプ大統領の発言について「台湾に前向きな言及をした初の事例」と報じ、「トランプ大統領が台湾海峡の平和の重要性を認識していることを示している」と伝えた。

一方で、習主席が「忍耐強い」と述べたことについては、台湾侵略の意図を否定せず、時期を見定めていることを示すものだと指摘されている。

トランプ大統領は台湾に対し、国内総生産(GDP)の10%を軍事費に充てるよう圧力をかけていたが、台湾政府は来年度の国防予算としてGDPの3%以上を確保したとされる。昨年の台湾の国防予算はGDPの約2.45%にあたる6,068億台湾ドル(約2兆9,811億3,210万円)であり、来年度は8,000億台湾ドル(約3兆9,294億1,940万円)に増額される見通しだという。

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