
ドナルド・トランプ米大統領がロシア・ウクライナ首脳会談および米露ウクライナ3カ国首脳会談を推進する中、ロシアは19日(現地時間)、同大統領に対するロシア訪問要請を改めて確認した。
セルゲイ・ラブロフ露外相は同日、ロシア24テレビのインタビューで年内のロシア訪問について問われ、「トランプ大統領は既に訪問要請を受けている」と述べた。
ラブロフ外相は、15日に行われた米露アラスカ首脳会談でウラジーミル・プーチン露大統領が訪問要請に言及したと指摘した。
プーチン大統領は当時の共同記者会見の最後に英語で「次はモスクワで会おう」と提案した。トランプ大統領は「興味深い提案だ。少し騒がしくなるかもしれないが、実現の可能性はある」と応じた。
一方、ユーリー・ウシャコフ大統領補佐官は9日、米露首脳会談の開催地がアラスカに決定したことについて「次回会談をロシアで開催するのは自然なことだ」と述べ、「既に訪問要請状を米大統領に送付した」と明らかにした。
18日、ホワイトハウスではトランプ大統領がウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領や欧州主要国首脳と二国間・多国間会談を行った。会談の途中で一時中断し、プーチン大統領と電話会談を行った。
トランプ大統領はプーチン・ゼレンスキー両大統領の首脳会談を推進しており、露ウクライナ会談が順調に進めば、自身も加わる3カ国会談を開催し、問題解決を図ると述べた。
注目の記事