
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ウクライナとロシアの首脳会談の開催地としてロシアの首都モスクワを提案したと伝えられている。
AFP通信によると、20日(現地時間)、米国のドナルド・トランプ大統領は18日にホワイトハウスでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と7人の欧州首脳との会談中、プーチン大統領に電話をかけ会談場所について尋ねたところ、プーチン大統領がモスクワを推薦したという。
AFP通信は、この提案を聞いたゼレンスキー大統領がトランプ大統領に「ダメだ」と拒否し、同席した他の欧州首脳らも「良いアイデアではない」と口を揃えたと報じた。侵略国の首都で首脳会談を開催することは受け入れがたいと考えられたためだ。
これに先立ち、トランプ大統領との会談に参加したドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、プーチン大統領とゼレンスキー大統領が2週間以内に首脳会談を開くことで合意したと明かした。トランプ大統領も、プーチン大統領とゼレンスキー大統領が会談を調整中で、近々二者会談が開かれるだろうと強調していた。
両首脳は会談場所の選定に慎重を期している。国際刑事裁判所(ICC)がプーチン大統領に逮捕状を発行したためだ。AFP通信は、ICCから脱退したハンガリーの首都ブダペストが有力候補地であり、米シークレットサービスがすでにブダペストで3者首脳会談の準備を進めていると伝えた。
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