イラン、イスラエルに警告…高性能ミサイルを保有と主張

イランのアジズ・ナシルザデ国防相は20日(現地時間)、イスラエルとの「12日間戦争」で使用されたものを上回る性能を持つミサイルを開発・保有していると明らかにした。
イラン国営通信(IRNA)によれば、ナシルザデ国防相はテヘラン駐在の外国軍関係者との会議後、記者団に「シオニストの敵イスラエルが再び無謀な行動に出れば、必ずこのミサイルを使用する」と警告した。
昨年6月13日、イスラエルがイランの核施設などを奇襲攻撃し、同24日に米国の要請で両国間の停戦が成立するまで、イランはイスラエルに対して大量のミサイルを発射し報復を行った。
ナシルザデ国防相は「シオニスト政権は12日間の戦争中、THAAD(終末高高度防衛ミサイル)、MIM-104パトリオット、アイアンドーム、アローなどあらゆる防空手段を投入したが、初期段階では我々のミサイルの40%しか迎撃できなかった」と主張。さらに「戦争終盤には我々のミサイルの9割が標的に命中した」と述べ、「経験を積み、相手の防御力は低下した。シオニスト政権の報道統制によって、イランのミサイル攻撃に関する情報は十分に伝わっていない」と強調した。
同国防相はまた「イラン・イスラム共和国軍は12日間、外国に依存することなく戦い、使用されたすべての物資はイランの防衛産業で生産された」と付け加えた。
イスラエル保健省は昨年の衝突でイランの攻撃によりイスラエル人28人が死亡したと発表。一方、イラン司法当局は自国民935人が死亡したと明らかにした。

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