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2025年08月22日金曜日
ホームニュース仏大統領「プーチンの救い主はトランプ」アラスカ会談の成果自慢に冷や水…当人は“いつでも米国に来い”と豪快に応答

仏大統領「プーチンの救い主はトランプ」アラスカ会談の成果自慢に冷や水…当人は“いつでも米国に来い”と豪快に応答

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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エマニュエル・マクロン仏大統領が、ドナルド・トランプ米大統領に対し「プーチンに大きな恩恵を与えた」と批判したと報じられた。

仏風刺週刊紙『カナール・アンシェネ』が19日(現地時間)に伝えたところによれば、ウクライナのゼレンスキー大統領が訪米する前日の17日、欧州首脳らとトランプ大統領によるビデオ会議が開かれた。その席でトランプ大統領は、自らの和平仲介の成果を誇示したという。

トランプ大統領は「私は戦争を止めるのが非常に得意だ」と述べ、「わずか数か月でアルメニアとアゼルバイジャン、インドとパキスタン、ルワンダとコンゴ(コンゴ民主共和国)、カンボジアとタイの間に平和をもたらした」と語った。その一方で「これは極めて難しい。この戦争(ウクライナ戦争)の終結は容易ではない」とも付け加えたという。

さらに「プーチンをアラスカに来るよう説得することに成功した。彼にとっては大きなハードルだった」とも明かした。

こうした発言を受け、欧州首脳からは追随するような言葉が相次いだ。NATO(北大西洋条約機構)のマルク・ルッテ事務総長は「このような会談を実現できるのはあなただけだ」と称賛した。

しかし、最後に発言したマクロン大統領は、トランプ大統領の努力を評価しながらも、辛辣な批判を投げかけたという。

マクロン大統領は「プーチンはG8(主要8カ国)から排除され、G20首脳会議にも出席できなかった。ここ数年で彼が受けた最も“まともな招待”は北朝鮮からのものだった」と指摘。そのうえで「そんなプーチンを米国の地で迎えることは、彼に大きな名誉を与えると同時に、孤立から救い出すことになる」と述べた。さらに「プーチンに大きな恩恵を与えたのはあなたなのだ、ドナルド。決して逆ではない」と付け加えた。

マクロン大統領の皮肉に対し、トランプ大統領は怒りを見せず「エマニュエル、いつでも来てくれ」と応じたと報じられている。その後、フランスやドイツ、英国、イタリアなど欧州各国の首脳は18日、ゼレンスキー大統領の訪米に同行し、支援姿勢を示した。

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