仮想通貨「イーサリアム」が一気に4,900ドルを突破し、初の5,000ドル台目前に

仮想通貨の時価総額で世界2位のイーサリアム(ETH)が、史上初めて5,000ドル(約73万6,600円)の大台突破に迫っている。
米仮想資産取引所コインベースによると、24日(現地時間)午後2時14分時点でイーサリアムの価格は4,920ドル(約72万4,810円)を記録し、24時間前と比べ3.26%上昇した。
世界時価総額ランキングでも22位に浮上し、マスターカードやネットフリックスを上回ったと報じられている。
最近停滞気味だった仮想資産市場は、ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利下げの可能性を示唆したことを受け、再び活気を取り戻している。
パウエル議長は22日のジャクソンホール会議で「政策変更を検討できる環境が整った」と述べ、事実上9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での金利引き下げの可能性を示唆した。
これを受け、リスク資産への資金流入が加速し、イーサリアムはジャクソンホール会議後、4,200ドル(約61万8,740円)台から4,800ドル(約70万7,140円)台へと急騰した。
ビットコインも一時11万7,000ドル(約1,723万7,630円)台まで上昇したが、現在は11万4,442ドル(約1,686万760円)で推移している。
その他の仮想通貨では、リップルが3.06ドル(約450円、0.99%高)、ソラナが209.87ドル(約3万920円、2.76%高)、ドージコインが0.24ドル(約35円、0.55%安)で取引されている。
市場の焦点は、9月の金利引き下げ後の年内追加利下げの可能性に集まっている。
10月と12月のFOMC会議での連邦準備制度の決定が、今後の仮想資産市場の動向を左右すると見られている。
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