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2025年08月28日木曜日
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【バドミントン革命】シャトルを追跡して打ち返すロボット ETH研究チームがバドミントン制御に成功

引用:youtube@ETH Zürich
引用:youtube@ETH Zürich

スイスのチューリッヒ連邦工科大学(ETHチューリッヒ)の研究チームは、四足歩行ロボット「ANYmal(アニマル)」にバドミントンをプレーさせることに成功した。

ロボットは精密な腕の動作、迅速な反応、俊敏な脚さばきを備え、シャトルをラリーできる。マルコ・フッターETHチューリッヒ教授(ロボティクス)率いる研究チームは、ロボットが移動と視覚を組み合わせ、シャトルを正確に打ち返す方法を研究した。

これに向けて研究チームは、脚の動き、スイング動作、カメラの視野を精密に調整する制御システムを開発した。 強化学習を用いたシミュレーションで数千回に及ぶ試行を繰り返し、実環境でもシャトルを追跡して打ち返せるよう訓練した。

ANYmalは2台のカメラでシャトルを認識し、色情報をもとに軌道を予測して最適な位置へ移動する。研究チームは、このプロセスを通じてロボット制御技術を段階的に向上させ、成果は他のプロジェクトにも応用できると説明した。

研究チームの一員は「現時点の水準は7歳児が親と打ち合う程度だ」と述べ、今後は実戦でも対戦可能な水準まで引き上げる計画だとした。

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