
ロシアは、米国のドナルド・トランプ大統領がウクライナ戦争の平和的解決に向けて努力する中、欧州がそれを妨害していると非難した。31日(現地時間)、ロシア国営のRIAノーボスチ通信によると、ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は同日、ロシア1とのインタビューでこの見解を示した。
ペスコフ報道官は「トランプ大統領がウクライナ戦争を平和的に解決しようとする努力は過小評価できない。ロシアはその取り組みに感謝している」と述べた。さらに、「欧州側がこの取り組みを妨害している。欧州は意図的に障害を設けている」と強く非難した。この発言は、フランスとドイツの首脳が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との首脳会談の実現を迫る中でなされた。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は29日、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相との共同記者会見で、1日までに会談が実現しなければ、ロシアに対して第一段階および第二段階の制裁を実施すると警告した。メルツ首相も「欧州はウクライナを見捨てない。プーチン大統領がゼレンスキー大統領と会談する準備があるという証拠はない」と批判した。
ペスコフ報道官は「欧州の戦争支持派は従来路線を堅持し、その勢いは衰えていない」と非難した。さらに、「彼らは以前からあらゆる手段でロシアを抑え込むという歴史的目標を掲げ、その手法に非常に精通している。我々はすでに対抗策を把握している」と指摘した。
一方、プーチン大統領は同日、中国・天津で開催される上海協力機構(SCO)の会合出席のため中国に到着した。その後北京に移動し、3日に開催される中国の軍事パレードに出席する予定だ。
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