
中国が上海協力機構(SCO)首脳会議と「抗日戦争・世界反ファシスト戦争勝利80周年記念閲兵式」を機に反西側連帯を強化する中、イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師は中国との戦略的関係を強調した。
中国中央テレビ(CCTV)などの国営メディアによると、ハメネイ師は8月31日(現地時間)、自身のSNSアカウントにペルシャ語と中国語で投稿し、「イランと中国は、アジアの東西に位置する文明発祥の地として深い歴史的基盤を共有している」と述べた。
さらに「両国は地域だけでなく世界秩序を再編する力を持つ」とし、「戦略的協力協定の全条項を実施することが、新たな国際秩序構築の基盤となる」と語った。
ハメネイ師の発言は、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領の初の中国訪問と重なり、注目を集めている。ペゼシュキアン大統領は31日に天津に到着し、SCO首脳会議に出席後、北京に移動して戦勝記念閲兵式にも参加する予定だ。今回の訪中は、昨年7月の就任以来、初の公式訪問となる。
コメント0