中国の「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年記念式典」に参加した北朝鮮の金正恩国務委員長とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が首脳会談を行う予定だと、3日(現地時間)、ロシアのタス通信が報じた。報道によると、両首脳は当日の午前、北京の天安門広場で開催される戦争勝利80周年記念の軍事パレードと、式典後の公式祝宴に出席するという。

ロシアのユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は「金委員長はプーチン大統領と共に軍事パレードと祝宴に参加する」とし、「この過程で首脳会談が行われると見ている」と述べた。さらに「我々は北朝鮮側に招待状を渡しており、会談が実現すると考えている」と付け加えた。
首脳会談が実現すれば、両首脳は約1年3か月ぶりに会談することになる。金委員長とプーチン大統領の直近の会談は、2024年6月にプーチン大統領が北朝鮮・平壌を訪問した際に行われた。それ以前には、2023年にロシアのアムール州ボストチヌイ宇宙基地で会談があり、2019年4月には金委員長がウラジオストクを訪問してプーチン大統領と会談している。
プーチン大統領は、今回の訪中期間中、コンゴ共和国のドニ・サスヌゲソ大統領とも会談する。両首脳にとって今年2回目の会談となり、これに先立ちサスヌゲソ大統領はロシアの戦勝記念行事に出席するためロシアを訪問している。
また、プーチン大統領は昨年10月に就任したベトナムのルオン・クオン国家主席との初の首脳会談を行う。2日前には、中国・天津でベトナムのファム・ミン・チン首相とも会談している。タス通信は「今回の記念式典出席のため北京を訪れた他国の首脳とも、追加の首脳会談が行われる可能性が高い」と伝えた。
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