
福島第一原子力発電所で作業中の労働者が死亡する事故が発生した。3日付の東京新聞によると、東京電力は同日、福島第一原発1号機の使用済み核燃料取り出しのための大型カバー設置工事に従事していた協力企業所属の40代男性作業員が死亡したと発表したという。
東京電力は、作業と死因の関連性については現時点では不明だと述べている。この男性は午前6時10分頃から約1時間、1号機原子炉建屋を覆う大型カバーの設置作業に携わっていた。なお、福島第一原発1号機は2011年の東日本大震災で爆発事故が発生した原子炉の一つである。
男性は作業後、近くの建物で約2時間休憩したが、その間に体調不良を訴えることはなかった。しかし、退勤のため徒歩で免震重要棟に向かう途中で倒れた。男性は原発構内の救急医療室に搬送されたが、すでに意識不明の状態で、その後搬送先の病院で死亡が確認された。
この男性は大型カバーの設置工事を請け負った共同企業体の下請け企業に所属しており、福島第一原発での勤務期間は3か月であった。
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