
ウクライナは3日(現地時間)、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、モスクワでの会談を提案したことについて否定的な立場を示した。
英『スカイニュース』などによると、ウクライナのアンドリー・シビハ外相はSNSで「プーチン氏は受け入れがたい提案を行い、人々を苦しめている」と批判した。
シビハ外相はまた、「少なくとも7カ国がウクライナとロシアの首脳会談受け入れる用意を整えており、戦争終結に向けて準備を進めている」と述べた。候補国として、オーストリア、バチカン、スイス、トルコに加え、湾岸の3カ国を挙げ、「これは誠意ある提案であり、ゼレンスキー大統領はいつでもこれらの国で会談に応じる用意がある」と強調した。
プーチン大統領は中国・北京で行われた「抗日戦勝80周年記念式典」後の記者会見で、「ゼレンスキー大統領が会談の準備があるならモスクワに来てほしい」と呼びかけていた。さらに「ゼレンスキー大統領が準備できれば、モスクワで会談が実現するだろう」と述べ、米国のドナルド・トランプ大統領からも会談の可能性について問われたことを明らかにした。
米『CNN』は、ウクライナが第三国を介さずモスクワでの首脳会談に応じる可能性は低いと分析。ウクライナ側は2022年のロシア侵攻以降、ゼレンスキー大統領の暗殺を狙ったロシアの陰謀を複数回阻止したと主張している。
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