
アメリカ・テキサスからフランス・パリへ向かうアメリカン航空の旅客機が、燃料漏れにより緊急着陸する事態が発生した。
3日(現地時間)、デイリー・メールによると、先月31日、テキサス州ダラス・フォートワース国際空港を出発し、フランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港へ向かっていたアメリカン航空のボーイング777便が、機体の不具合によりテネシー州ナッシュビル国際空港に緊急着陸した。
同機は午前1時15分頃に離陸し、約1時間後に燃料漏れが確認されたため航路を変更した。
乗客らはナッシュビルで降機後、代替便でパリへ向かったが、最終的な到着は1日遅れとなった。
24時間以上の遅延を強いられた乗客らは、SNS上で「旅行が台無し」、「悪夢のような旅程」と不満を訴えた。乗客のカルロタ・モントヤさんは「ビジネスミーティングを逃し、多くの人が休暇や移動の予定を台無しにされた」と述べた。
モントヤさんは「ホテル宿泊と12ドル(約1,778円)相当の食事バウチャーは受け取ったが、それ以上の説明や補償はなかった」と航空会社を批判した。
これに対し、アメリカン航空側は「安全を最優先に考えた措置だった」と謝罪した。
米国の労働者の日(レイバーデー)の連休は、9月第1月曜日を祝う3連休で、毎年多くの旅行者が空港を利用する時期だ。
しかし、今年の連休直前にも空港でトラブルが発生し、旅行者に大きな不便を強いることとなった。
先月28日から29日にかけて、ニュージャージー州のニューアーク・リバティ国際空港では、航空交通管制の無線機器に障害が発生し、全着陸便が中断された。これにより、米国とカナダ全土からの便が最大4時間遅延する事態となった。
連邦航空局(FAA)は、機器の不具合により管制官が無線周波数を使用できなくなったことが原因だと説明した。
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