「AirPods Pro3」年内発売へ…来年にはさらに大幅なアップグレード
ミンチー・クオ氏の予測、来年発売のAirPods Pro4に赤外線カメラ搭載
アップルが年内に新型ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro(エアポッズ・プロ)第3世代」を発売する見通しだと、米アップル関連情報サイト「MacRumors」など複数の海外メディアが7日(現地時間)、著名アナリストのミンチー・クオ氏の見解を引用して報じた。
一部アナリストは、まもなく開催予定の新製品発表イベントで「AirPods Pro 3」が公開されると予測している。ただしクオ氏は「年内発売」という見通しを示したのみで、具体的な時期については言及していない。

心拍数計測機能やデザイン刷新の可能性
ブルームバーグ通信によると、「AirPods Pro 3」には今年初めに発表された「Powerbeats Pro 2」に搭載されたものと同様の心拍数計測機能が採用される可能性が高いという。さらに充電ケースは従来よりも大幅に小型化されるとみられる。
アップルによると、「Powerbeats Pro 2」では、左右のイヤーバッドを装着し機能を有効化すると、LED光学センサーが1秒間に100回以上振動し、血流を通じて心拍数を測定する仕組みだという。収集したデータは人気のフィットネスアプリと連携し、アップルの「ヘルスケア」アプリとも同期される。

この機能は「Apple Watch」の心拍センサー技術に基づいているため、「Powerbeats Pro 2」と「Apple Watch」を同時に使用している場合は基本的にApple Watchのデータが優先される。同様の仕組みが「AirPods Pro 3」にも適用される可能性がある。
このほか、「AirPods Pro 3」では音質やアクティブノイズキャンセリング機能の強化、デザイン変更なども期待されている。
「AirPods Pro 4」は来年登場か、赤外線カメラ搭載の可能性も
現行モデルの「AirPods Pro(第2世代)」は2022年9月、iPhone 14発表イベントで初公開され、翌2023年9月にはUSB-C対応充電ケースなどの改良が加えられた。
「AirPods Pro 2」と「AirPods Pro 3」の発売間隔は約3年となる見込みだが、クオ氏によれば「AirPods Pro 4」の登場はそれより短くなる可能性が高いという。
クオ氏は「来年のAirPods Pro(第4世代)には赤外線カメラが搭載され、大幅なハードウェアアップグレードが導入されるだろう」と予測した。過去にクオ氏は、赤外線カメラによってユーザーの手の動きを認識し、「Vision Pro」ヘッドセットと連携して空間オーディオ体験を拡張できると予測していた。
「例えば、ユーザーが『Vision Pro』で映像を視聴中に新しいAirPodsを装着し、頭を特定の方向に動かすと、その方向の音が強調され、より臨場感のある空間オーディオ体験が可能になる」と説明している。
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