
アマゾンが所有する自動運転車企業Zooxは、米ラスベガスでロボタクシーサービスを一般公開した。
今回公開されたのは、ハンドルやペダルを持たない専用設計の電動自動運転車で、誰でも呼び出して利用できる。Zooxは10日(現地時間)、商用サービス移行の前段階として、この公開が数年にわたる準備の一区切りとなったと発表した。
現時点でZooxのロボタクシーサービスは無料で提供されており、有償での運行には規制当局の承認が必要となる。
同社は6年にわたる技術開発を経て専用ロボタクシーを発表し、2023年からラスベガス市内の公道で試験走行を実施してきた。
当初、サービスは会社施設周辺の1マイル(約1.6km)圏内に限定されていたが、その後、ラスベガス・ストリップ全域や周辺道路へと拡大された。今年初めには「Zooxエクスプローラープログラム」を通じ、一部の先行ユーザーを対象に試験運行が実施されており、今週水曜日からはiOSやAndroidアプリをインストールした成人であれば誰でも利用できるようになった。
現在、ロボタクシーはラスベガス・ストリップを中心に運行しており、乗降できるのは指定された5カ所に限られる。同社は今後、乗降ポイントを順次拡大していく方針だ。
さらにZooxは、サンフランシスコでの同様のサービス開始に向けた準備も進めている。同市内ではすでに公道での試験走行が行われており、アプリを通じて、サンフランシスコでの利用希望者の事前登録も受け付けている。
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