
北朝鮮の金正恩国務委員長が「北南平和統一の放棄」政策を正当化するため、中国とロシアに理解を求めていたとする報道が明らかになった。
『共同通信』が14日、外交筋の話として伝えたところによると、金委員長は今月4日に北京で中国の習近平国家主席と会談した際、この政策の背景を説明し、理解と支持を呼びかけたという。
ただし、北朝鮮と中国の首脳会談後に発表された中国側の声明には、統一に関する支持の明示は含まれていなかった。習主席は「中国は朝鮮半島問題について一貫して客観的かつ公正な立場を維持してきた」と強調し、平和と安定の維持に最善を尽くすと述べるにとどまった。
金委員長はこれに先立つ3日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談でも同様の発言を行い、プーチン氏はこれに支持を表明したとされる。
『共同通信』はさらに、北朝鮮が今月末の国連総会一般討論演説に高官を派遣する方向で調整していると伝え、「核保有の正当性を訴えるだけでなく、朝鮮半島情勢に関する主張を展開する可能性がある」と報じた。














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