
タイ当局は、首都バンコクを含む一部地域を狂犬病感染リスク地域に指定した。
10日付のタイPBSワールドによると、バンコク都庁はFacebookで、ラーマ9世通り付近で狂犬病感染の疑いがある野良犬が確認されたと発表した。
当局は、ラーマ9世通り付近を中心とした半径5キロ以内の住民や来訪者に対し、野良犬との接触を避けるよう警告した。
9日、タイ畜産開発局は、バンコク市内9区域とサムットプラカーン県内2区域を暫定的な感染症区域に指定した。感染症区域の指定は10月8日まで有効とされた。
対象となったのは、バンコク市のノンボン、ドークマイ、プラウェート、オンヌット、パッタナカーン、タープチャーン、ラートクラバン、バーンナーヌア、バーンチャックの各地区と、サムットプラカーン県のバーンケーオ、ラーチャテーワー地区だ。
タイ保健省によると、今年初めから現在までに、タイの6県で計7人が狂犬病で死亡した。
狂犬病感染の疑いがある犬や猫に噛まれたり密接に接触した場合は、傷口を石鹸で洗浄した後、直ちに医療機関を受診し、狂犬病予防接種を受ける必要がある。
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