「2日にもベネズエラ国籍の船舶が攻撃され、11人が死亡」

米国が麻薬流通防止を名目にベネズエラ商船を再攻撃したことを受け、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は「侵略行為だ」と強く反発した。
AP通信によると、マドゥロ大統領は現地時間15日、軍将官とともに記者会見を開き、「これは単なる挑発ではなく、全方位的な侵略行為だ」と述べ、「米国はベネズエラ国民を犯罪者扱いし、司法・外交・軍事の各側面で侵略を行っている」と批判した。
さらに、「爆弾や死の脅迫の危険が続いている。現時点で米政府との直接的な連絡はない。ただし、移民当局などに拘束されているベネズエラ人の帰国支援のため、最低限の連絡は継続する」と付け加えた。
これに対し、ドナルド・トランプ米大統領は同日、麻薬密輸組織の運搬船を排除したと発表し、「今朝、私の命令により米軍は南方司令部管轄地域で確認された麻薬密輸集団に対し、2度目の実力行使を行った」と述べた。
トランプ大統領は、ベネズエラ出身のテロリストが麻薬を使って米国人を攻撃していると強調し、「3人の男性テロリストを排除し、米軍に被害はなかった。米国人を殺害する可能性のある麻薬を運ぶ者には、今後も同様に対応する」と断言した。
これに先立ち、2日にも米軍は「違法に麻薬を運搬していた船舶」としてベネズエラ国籍の船を攻撃し、乗組員11人全員を射殺したと発表している。当時、ベネズエラ政府は当該船が麻薬運搬とは無関係であると主張していた。
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