
米国のドナルド・トランプ大統領が英国を国賓訪問した際、両国は1,500億ポンド(約30兆450億円)規模の投資協定を締結した。Newsisの報道によると、英国政府は18日(現地時間)、トランプ大統領の国賓訪問を機に米企業から1,500億ポンド規模の投資を確保したと発表したという。
プライベートエクイティ運用会社「ブラックストーン」は今後10年間で英国に1,000億ポンド(約20兆300億円)を投資する計画だ。物流不動産の開発・所有・運営会社「プロロジス」は生命科学および先端製造分野に39億ポンド(約7,811億7,089万円)の投資を約束した。ソフトウェア企業「パランティア」は15億ポンド(約3,004億5,034万円)、防衛・政府サービス企業の「アメンタム」は1億5,000万ポンド(約300億4,504万円)を投資する予定だ。
英国政府はクリーンエネルギー、生命科学、先端製造業分野への投資により、全国で7,600を超える質の高い雇用が創出されると期待している。また、今回の国賓訪問は2015年の中国、2023年の韓国の国賓訪問が樹立した従来の記録を上回る、歴代最大規模の投資パッケージになるだろうと述べた。
英製薬大手「GSK」が米国での研究開発および製造に最低300億ドル(約4兆4,321億円)を投資するなど、英企業も米国内への投資を約束した。英国のキア・スターマー首相は、2,500億ポンド(約50兆530億円)が大西洋を横断して双方向に流れていると説明した。トランプ大統領とスターマー首相は首相の公式別荘「チェッカーズ」で開かれた共同記者会見で、この内容を含む「テック繁栄協定」に署名した。
スターマー首相は、トランプ大統領の歴史的な2度目の国賓訪問は両国間の特別な絆を記念する瞬間であり、それを超えて新時代のための特別な関係を再確認したと評価した。さらに、両国は国防分野と貿易分野で最優先のパートナーであり、今回署名した新協定を通じて科学技術分野でも最優先のパートナーであることを確認したと強調した。
トランプ大統領は、両国の持続的な結束関係が、英国が歴史的かつ非常に優れた貿易協定を締結した最初の国となった理由だと述べ、スターマー首相を厳格な交渉者と評した。今回のテック協定は前例のないものであり、米国と英国が次世代技術革命を共に主導することになると、その意義を強調した。
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