
デイリー・メールは22日、ドナルド・トランプ米大統領と億万長者のイーロン・マスク氏が、米アリゾナ州グレンデールにあるステートファーム・アリーナで行われた、殺害された青年保守活動家チャーリー・カーク氏の葬儀にて、数カ月間の不和を経た後に再会したと報じた。
ニューシスの報道によると、二人は短い会話を交わした後、トランプ大統領がマスク氏に手を振り、場所を移動する様子が見られたという。
読唇術専門家のニコラ・ヒックリング氏は、トランプ大統領がマスク氏に挨拶する際に「元気だったか、イーロン?話したいことがあると聞いた」と声をかけ、マスク氏はそれに対して肩をすくめるような仕草を見せたと明かした。
UFCのダナ・ホワイトCEOが会話に加わった後、トランプ大統領は「どうやって再び軌道に乗せるか考えよう」と提案。マスク氏が頷いて応じると、大統領はマスク氏の手をしっかりと握り、「会いたかった」と述べた。
マスク氏は、2025年6月に政府効率化省(DOGE)のトップを辞任した後、ソーシャルメディアを通じてトランプ大統領を度々批判してきた。彼は、トランプ政権が画期的だと喧伝した「一つの大きく美しい法案(OneBigBeautifulBillAct)」についても「納税者に数十億ドルの損失をもたらし、政府の負債を増加させかねない」とし、トランプ大統領を非難した。
トランプ大統領はマスク氏を「戯言を並べ立てる変わり者」と嘲笑し、論争を激化させた。2025年7月にミシガン州で行われた集会にて、トランプ大統領はマスク氏に向かって「元の場所に戻る時が来たようだな」と皮肉った。
さらにマスク氏は、連邦当局が小児性犯罪者のジェフリー・エプスタインのファイルに、トランプ大統領に関する追加情報を保持しているという衝撃的な発言を投稿し、すぐに削除。さらには大統領の弾劾さえ提案した。
一方で、この日トランプ大統領が競技場に入場すると、観客は振り返って「USA!USA!USA!」と叫びながら歓声を上げた。
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