
Appleは最新機種「iPhone17 Pro」が傷つきやすいとの指摘、いわゆる「スクラッチゲート」についてコメントを出し、大半の傷は店頭で生じたものだと説明した。
Apple専門ニュースサイト「9to5Mac」などによると、24日(現地時間)、米『ブルームバーグ』を含む複数の現地メディアは、発売初日からApple Storeや販売店に展示された「iPhone17 Pro」の実機に多数の擦り傷が確認されたと報じた。傷は主に背面、特にMagSafe周辺に集中していたという。
Appleは一部店舗で使用されていたMagSafeスタンドの摩耗が原因だと説明した。傷ではなく跡にすぎず、スタンドに付着した異物によるもので、清掃すれば除去できるとしている。同社は摩耗した古いスタンドの交換を進めており、展示中の他モデルでも同様の現象が確認されている。
ただ、こうした説明にもかかわらず「スクラッチゲート」は沈静化していない。ある専門家はテストの結果、iPhone17 Proの背面カメラフラッシュ周辺の突起部分が特に擦り傷に弱いと指摘し、Appleが同部分に特別な加工を施していないことが原因だと主張している。
また、Appleはこれまで主にチタン素材を使用してきたが、iPhone17シリーズからは相対的に硬度が低いアルミニウムとセラミックを採用している。フラッシュ周辺の耐久性不足との批判に対し、同社は「発売前に厳格なテストを実施したが、時間の経過とともに小さな傷を含む摩耗が生じる可能性がある」と説明した。
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