ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、今月末に韓国・慶州で開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議へ代表団を派遣する見通しだ。
6日(現地時間)、ロシアのスプートニク通信は、ロシアのアレクセイ・オーバーチューク副首相がプーチン大統領の代理としてロシア代表団を率いAPECに出席する予定だと報じた。

今年のAPEC議長国を務める韓国は、ロシアを含む全てのAPEC加盟国首脳に招待状を送付した。
プーチン大統領は2022年のウクライナ侵攻開始以降、APEC首脳会議を含む多くの国際会議に不参加、またはオンラインで出席している。これは、プーチン大統領がウクライナの子どもの強制移送容疑により国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状を発行されているためである。
韓国はICC加盟国であるため、プーチン大統領が入国した場合、逮捕状の執行に協力する義務がある。この法的制約が、プーチン大統領の直接参加を困難にしている主な要因になっている。そのため、今回のAPEC首脳会議では代表団の派遣が代替措置として見込まれている。
今年のAPEC首脳会議は今月31日から2日間、慶州で開催される。一方、米国のドナルド・トランプ大統領は会議開幕の2日前である29日に訪韓する予定だが、本会議に出席することはないとされている。
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