11日まで訪朝…10日に朝鮮労働党80周年記念閲兵式に出席

ベトナムの最高指導者であるトー・ラム共産党書記長が9日、北朝鮮・平壌に到着し、国賓としての訪問日程を開始した。
国営ベトナム通信(VNA)によると、ラム書記長は同日午前、平壌国際空港に到着後、北朝鮮のキム・ソンナム労働党中央委員会国際部長やイム・チョニル外務省ロシア担当次官らの出迎えを受けた。その後、北朝鮮側が主催した国賓歓迎式に出席し、金正恩国務委員長と会談した。
会談でラム書記長は「北朝鮮とベトナムの関係を新たな段階へと発展させるために協力していこう」と述べ、「党・政府・国会などの協力チャンネルを整備し、ハイレベルの人的交流を拡大したい」と提案。さらに、経済、文化、スポーツ、観光、教育、保健、情報通信など幅広い分野での協力を呼びかけた。
これに対し金委員長は賛同の意を示し、「具体的な措置を協議しよう」と応じたという。
ラム書記長は11日まで北朝鮮に滞在し、10日には朝鮮労働党創建80周年を記念する閲兵式などの祝賀行事に出席する予定だ。ベトナムの最高指導者が北朝鮮を訪れるのは、2007年のノン・ドゥック・マイン共産党書記長の訪朝以来、初めてとなる。
VNAによると、今回の訪朝にはグエン・チー・ズン副首相、ファン・バン・ザン国防相、ルオン・タム・クアン公安相らも同行している。同通信は「現在、ベトナムと北朝鮮の両政府は両国の伝統的な友好関係を非常に重視している」と伝えた。
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