メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「金日成も金正恩も訪れた名店」いま北朝鮮で流行中の“あの料理”、人気の理由とは?

有馬侑之介 アクセス  

引用:Youtube@sbsnews8
引用:Youtube@sbsnews8

食糧難解消のため粉食を奨励する北朝鮮で、「チャジャン麺」が新たな人気メニューとして注目を集めている。

在日本朝鮮人総聯合会の機関紙「朝鮮新報」は15日、「平壌の蒼光(チャングァン)飲食店通りにあるチャジャン麺店が客で賑わっている」と伝え、「ここ数年、小麦粉を使った料理に対する社会的関心が目に見えて高まっている」と報じた。

この店は1985年、金日成主席と金正日国防委員長が共に訪れた平壌を代表する老舗で、40年近い歴史を持つ。報道によると、同店のチャジャン麺は「味、香り、色の点で平壌市内の他の飲食店より優れている」とされ、他の料理人が直接訪れて調理法を学ぶこともあるという。

北朝鮮式チャジャン麺は韓国式とは異なる味わいとされる。韓国のチャジャン麺がチュンジャン(春醤)やカラメルソースを使った甘めで濃厚なソースが特徴なのに対し、北朝鮮のチャジャン麺は味噌をベースにした塩気のある香ばしい味が持ち味である。

麺には小麦粉のほか、じゃがいもやでんぷん、そば粉なども使用されており、多彩な食感が特徴とみられる。店の責任者ユ・グムスン氏は「最近、小麦粉料理への関心が高まり、来店客が目に見えて増えた」と話した。

◇ 金正恩氏「人民に小麦粉を保障せよ」…食糧対策として粉食拡大

北朝鮮がチャジャン麺をはじめとする小麦粉料理の消費を積極的に推奨する背景には、「食糧難の緩和」という目的がある。金正恩国務委員長は2021年の最高人民会議施政演説で、「人民に白米と小麦粉を保障し、食生活を文明的に改善していく条件を整えなければならない」と指示した。

これは、金正日国防委員長が2000年に両江道大紅団郡を視察した際に「じゃがいもだけでなく、小麦や大麦の栽培も奨励し、住民がチャジャン麺をたくさん食べられるようにせよ」と述べた政策路線の延長線上にあるとみられる。

◇ ロシア産小麦の輸入拡大と国内栽培増加で「粉食自立」が加速

北朝鮮が小麦粉料理の拡大に積極的に取り組む背景には、ロシアとの小麦貿易拡大がある。北ロ関係の緊密化により国外からの小麦搬入が容易になり、同時に自給率向上を目指した国内栽培も進められている。

ロシアは2023年4~5月にクズバス地域で生産された小麦粉約2,550トンを北朝鮮に輸出しており、その後交流が拡大するにつれ供給量も増加している。これは1960~70年代に韓国が米国の援助を基盤に推進した粉食奨励運動と類似した動きとみられる。

金正恩国務委員長が「小麦増産」を指示してから4年が経過した現在、一定の成果も見られる。韓国農村振興庁によると、昨年の北朝鮮における全食糧作物の生産量は478万トンで前年比わずかに減少したが、小麦・大麦の生産は28万トンで、前年より6万トン増加した。これは栽培面積が19.3%拡大した結果と分析されている。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「米自動車産業を守る!」トランプ氏、2030年まで“関税緩和”延長へ 大型トラックには“25%重税爆弾”
  • 「休戦は幻だったのか...」ガザ再び炎上でヴァンス副大統領が急行!トランプ仲介の「ガザ和平」早くも崩壊の危機
  • 「トランプ、ウクライナを裏切る」ゼレンスキー氏の前線地図を投げ捨て、“ドンバス放棄”と“トマホーク拒否”を突きつける
  • 「面白い」と語ったトランプ氏、“アラスカ - ロシアトンネル”提案がゼレンスキー氏の前で再び出た瞬間の“反応”とは?
  • 「カンボジアの闇王」チェン・ジー失踪…米英制裁の“直後”に消えた男の行方
  • 【危機】ビットコイン、10万ドル割れで“強気相場終了”警告!7万ドルまで急落の可能性

こんな記事も読まれています

  • 【トヨタ】FCEVバス「SORA」登場…富士WECで水素技術の未来を示す!
  • ホンダ「プレリュード」が予想の8倍ヒット…1か月で2,400台受注、50〜60代が支える復活劇
  • 【日産】新型「アリア」が再出発…曲線で磨かれた“新フェイスとV2L機能”で進化
  • 【日産危機】リーフ、急速充電中に過熱・火災の恐れ…1.9万台リコールでDC充電停止へ
  • 「母と幼い従弟を救うため」13階の外壁にぶら下がったブラジル女性、体の70%に火傷
  • 「56歳年下の女性」と再婚した93歳男性…息子誕生の後に“まさかの展開”へ!
  • W杯出場の裏で噴き出した「不公平」…特定国への“優遇疑惑”浮上!
  • 【トヨタ】FCEVバス「SORA」登場…富士WECで水素技術の未来を示す!

こんな記事も読まれています

  • 【トヨタ】FCEVバス「SORA」登場…富士WECで水素技術の未来を示す!
  • ホンダ「プレリュード」が予想の8倍ヒット…1か月で2,400台受注、50〜60代が支える復活劇
  • 【日産】新型「アリア」が再出発…曲線で磨かれた“新フェイスとV2L機能”で進化
  • 【日産危機】リーフ、急速充電中に過熱・火災の恐れ…1.9万台リコールでDC充電停止へ
  • 「母と幼い従弟を救うため」13階の外壁にぶら下がったブラジル女性、体の70%に火傷
  • 「56歳年下の女性」と再婚した93歳男性…息子誕生の後に“まさかの展開”へ!
  • W杯出場の裏で噴き出した「不公平」…特定国への“優遇疑惑”浮上!
  • 【トヨタ】FCEVバス「SORA」登場…富士WECで水素技術の未来を示す!

おすすめニュース

  • 1
    「生後15日の女児を生き埋めに」...インドで衝撃の遺棄事件!かろうじて心臓鼓動も死亡

    トレンド 

  • 2
    「生きたい」ボロボロの体で必死に命をつなぐその“瞳”を、女性は見逃さなかった

    フォトニュース 

  • 3
    ITZY・リア、新ドラマ『優しい女プ・セミ』サウンドトラックに参加!心に響く歌声を披露

    smartnews 

  • 4
    【居間炎上】飼い犬が噛んだ瞬間、“リチウム電池”爆発!防犯カメラが捉えた、衝撃の火災映像

    トレンド 

  • 5
    【日本活動、加速】TOMORROW X TOGETHER、日本3rdアルバムで正式カムバック!

    smartnews 

話題

  • 1
    【圧巻】NCT・ユウタ、日本初単独ツアー大盛況♡京都・札幌も熱狂のステージ

    smartnews 

  • 2
    歌詞を何百回も書き直し…ファサが明かす新曲の裏側「ファサではなくアン・ヘジンとして…」

    smartnews 

  • 3
    i-dleミヨン、3年半ぶりソロ復帰!愛を詰め込んだ新作『MY, Lover』で来月カムバック

    smartnews 

  • 4
    中国で5000年前の“人間の頭蓋骨”から作られたカップと仮面を発見…「ゴミのように捨てられていた点」に注目集まる

    トレンド 

  • 5
    日本アニメ、米韓の映画界を「完全制覇」!『鬼滅の刃 無限城編』が興行記録を粉砕中

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]