
ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領は今月18日に開かれた高等学校の行事で演説し、「いかなる国の指導者にも、ブラジルについて傲慢に語ることを許さない」と断言した。
報道によると、ルーラ大統領は、中南米諸国が外圧に屈しないよう団結を促す「ラテンアメリカ・ドクトリン(Doctrine of Latin America)」の創設について弁明したという。これは、外国の干渉から中南米諸国の独立を守るための自主政策とのことである。
ルーラ大統領は、サンベルナルド・ド・カンポ市内の高等学校の行事で学生たちに向けて演説し、「中南米の学生と教師が一丸となり『ラテンアメリカ・ドクトリン』を確立し、他国の大統領が再びブラジルに対して不遜な態度を取ることがないようにすべきだ」と主張した。そして、「そのような態度は断じて容認しない」と強調した。
この発言は、米国が8月初めにブラジル製品に対して一方的に50%の関税を課したことで冷え込んでいた両国関係が、ようやく改善の兆しを見せ始めた矢先になされた。
ルーラ大統領は主権の擁護を強調し、「これは勇気の問題ではなく、人間の尊厳と品格に関わる問題だ」と述べた。
ルーラ大統領は、米国とブラジルが今月15日から相互関税問題で協議を開始し、追加関税問題を議論すると明らかにした。これは、10月初めに行われたトランプ大統領とのオンライン会談の後に、ルーラ大統領が決定したスケジュールである。
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