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【核実験再開】トランプが動いた、米国“33年ぶり”の決断に世界が揺れる

梶原圭介 アクセス  

 引用:AFP通信
 引用:ニューシス

30日(現地時間)、米戦略軍司令官への指名を受けたリチャード・コレル海軍中将は、ロシアと中国、北朝鮮による核戦力の拡大が米国と同盟国に実質的な脅威になっているとし、米国も核戦力の現代化に注力すべきだと述べた。

米国のドナルド・トランプ大統領が前日、ロシアと中国のように米国も核兵器実験を再開すると表明した中、米国の核兵器運用を総括することになる戦略司令官の指名者も同様の立場を示した。

コレル氏はこの日、米上院軍事委員会の人事聴聞会を前に提出した政策回答書で「ロシア、中国、北朝鮮はいずれも大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む核戦力を拡張し現代化している」と述べた。

さらに「ロシアと中国は新型の戦略原子力潜水艦(SSBN)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機、米国のミサイル防衛システムを無効化するための新たな形態の兵器を開発中か、すでに実戦配備している」とし、「これらの国家はいずれも核戦力強化とそれを支える軍事産業能力への投資を優先事項にしている」と指摘した。

コレル氏は「これらの国は現在、米国とその同盟国、パートナーに対する現実的な脅威(credible threat)になっている」とし、「これらの国家が核能力を継続的に現代化・拡大し、新たな核能力を開発しようとする取り組みは、先端兵器システムの実戦配備によって脅威レベルをさらに高めるだろう」と評価した。

彼は「我々は(核)政策と戦略、軍事態勢、戦力規模、能力を脅威に対応するために調整する必要があるかどうかを継続的に評価している」とし、「核の指揮・統制・通信システム(NC3)を含む全面的な核戦力の現代化に注力すべきだ」と強調した。

コレル氏は特に中国について「中国の野心的な核戦力拡大と現代化、多様化は(米国にとって)完全に現代化され、柔軟で全領域を包括する戦略的な抑止力の必要性をさらに高めた」と評価した。

彼は「中国はインド太平洋地域で第三者の介入を抑止または阻止、撃退する能力の開発に注力している」とし、「中国はこれにより米国と同盟国のミサイル防衛システムを相殺できると考えており、これは特に国家の存続が危うい状況で中国の核攻撃の計算に影響を与える可能性がある」と分析した。

コレル氏は「米国はあらゆる紛争領域にわたって核・非核能力を統合することを含め、計画と作戦を修正していく必要がある」とし、「これにより米国が自国と同盟国、パートナーの利益を守ることに決して躊躇しないことを中国に明確に示すことになる」と述べた。さらに「抑止が失敗した場合には、大統領の目標を達成できる戦闘態勢を備えた戦力を保有していなければならない」と強調した。

トランプ大統領は前日、「戦争省(旧国防省)に(他国と)同等の基準で我々の核兵器実験も開始するよう指示した」と述べた。今回の計画が実行されれば、米国は1992年以降自制してきた核実験を33年ぶりに再開することになり、大国間の核軍拡競争が本格化する可能性がある。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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