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「北朝鮮は絶対崩れないのか?」極秘情報と脱北者証言からわかる“クーデター不可能”の現実

望月博樹 アクセス  

引用: MBN
引用: MBN

北朝鮮ではクーデターは不可能である。これは、対北情報に天文学的な金と人員を投じる韓国政府や日米両政府、そして有数の北朝鮮専門家たちの見解である。さらに、北朝鮮で暮らしてきた脱北者のほとんども同様に主張している。

こうした見方が化石化し、ただキム・ジョンウン政権に縋っている。韓国国内は言うまでもなく、現在韓国に滞在中のドナルド・トランプ大統領も同様である。

「MAGA」を唱えるトランプ大統領も、キム・ジョンウン国務委員長にだけは例外的に寛容である。世界がなぜあのような人物の前でこうなのか。

北朝鮮の経済規模は韓国南部の高興郡(コフン郡)程度にすぎない。小さな地方の一郡守にすぎないキム・ジョンウン国務委員長に、これほどまで依存する理由は何か。ノーベル平和賞を狙うなど、さまざまな要因が挙げられる。

しかし核心的に言えば、北朝鮮問題の解決はキム・ジョンウン国務委員長を通じてしか成し得ないという点にある。逆に言えば、北朝鮮内部でクーデターのような変化は期待できないということだ。

では、なぜ北朝鮮以外の国では革命が起こり得るのか。北朝鮮と他国の根本的な違いは「閉鎖」である。

北朝鮮の閉鎖は過去も現在も将来も変わらない。技術が進歩した21世紀において、閉鎖はむしろさらに深刻になっている。

北朝鮮政権が樹立されてから10年も経たないうちに閉鎖が始まった。韓国より体制競争で自信に満ちていた1960年代、正確には1969年、筆者の父が南朝鮮放送を聞いていたことが発覚し、命を落としかけた。

ちょうど父の従兄弟が朝鮮労働党3号庁舎(対南事業部)に所属していたため、後に副主席となったイム・チュンチュ氏の助けでようやく救われた。

北朝鮮は家庭にミシンやラジオを備え、人民生活向上の象徴として生産を自慢していたが、ラジオは1970年から生産自体を中止した。

代わりに「第3放送」という有線スピーカーを各家庭に義務的に設置した。電波を閉鎖した歴史がこれほど長く厳しい以上、インターネットを許可するはずがない。世界で唯一、通信網とインターネットを完全に遮断している国とされる。

最近の北朝鮮は、かつてないほど閉鎖を強化している。唯一の存在理由だった「統一」さえ捨て、別の国家として生きると宣言した。

南側の分界線はもちろん、北側の友好国との国境にも地雷を埋設し、電気鉄条網を張り巡らせた。脱北を手助けする国境警備隊を防ぐため、彼らに知られぬよう工兵隊が密かに地雷を敷設した。

すでに鉄条網で封鎖した東西海岸では、発泡スチロールまで取り締まっている。これを利用した脱北を防ぐためである。

このような徹底的閉鎖の流れに合わせ、韓国政府も対北情報の流入を制限している。人は知ることによって行動するものだ。筆者自身も、韓国からのビラを見て初めて命を賭けた脱北を決意した。

もともと北方の人々は南方より気質が強いとされる。そんな彼らの目と耳、手足を縛っておきながら、なぜ立ち上がらないのかと問うのは酷である。

韓国ではデモが起こり、他の国でもクーデターが起きる。だが北朝鮮のように閉ざされた国は他にない。イ・スンマン政権やチョン・ドゥファン政権の独裁を語るが、それでも北朝鮮に比べれば開かれていた世界だった。

では逆に問いたい。北朝鮮はクーデター不可能説が語られるほど難攻不落の要塞だというのに、なぜこれほど極端に閉鎖するのか。

閉鎖が解かれれば、北朝鮮は水を含んだ土壁のように崩れる。なぜなら、虚偽によって首領を偶像化し統治してきたからである。

光復節の解放者は首領ではなく、敵とされたアメリカであり、朝鮮戦争の侵略者はアメリカではなく首領自身だと知ったとき、どうなるだろうか。

首領の死に地面を叩いて泣き叫ぶだろうか。28歳で権力を握ったキム・ジョンウン国務委員長に万歳を叫ぶだろうか。

再び問いたい。聖書で最も力の強い人はサムソンだった。韓国人で最も大きな巨人はチェ・ホンマン氏だ。彼らの目と耳を覆い、手足を縛っておいて、なぜ抵抗できないと決めつけられるのか。

民主化の模範とされる韓国国民にも問いたい。あなたたちなら立ち上がって歩けるのか。政治家たちに聞きたい。最も弱者の味方を標榜するあなたたちは、なぜ最も弱者である北朝鮮国民を抑圧するキム・ジョンウン国務委員長にだけ依存するのか。

望月博樹
editor@kangnamtimes.com

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