メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「なぜ北朝鮮は応じなかったのか」トランプ氏の呼びかけを無視した金正恩、その胸中に残る“あの時の傷”

望月博樹 アクセス  

引用:朝鮮中央通信
引用:朝鮮中央通信

米国のドナルド・トランプ大統領の訪韓を機に期待が高まっていた北米サプライズ会談は結局、次回を期すことになった。トランプ大統領が対北制裁緩和まで示唆し積極的にアプローチしたが、北朝鮮の金正恩国務委員長は最終的に応じなかった。ここには「ハノイ会談決裂」のトラウマなどが依然として影響しているという分析が出ている。

韓国・慶州で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議を契機とした「外交スーパーウィーク」が幕を閉じた後の2日まで、北朝鮮はトランプ大統領に向けたメッセージを一切出さなかった。すでに米韓首脳会談(先月29日)の1日前に黄海上で艦対地戦略巡航ミサイルの試験発射を行ったことで「拒否の意思」を明確にしたというのが専門家たちの解釈だ。

金委員長がラブコールを最終的に無視したのは、地域内外の複合的な状況が影響したと分析される。まず、この期間、中国の習近平国家主席が11年ぶりに韓国を国賓訪問する状況で、金委員長が北米サプライズ会談を決断するのは容易ではなかったという説明が出ている。北中関係を考慮し「スポットライト」を避けたということだ。

また、米国のメッセージが一貫していなかった点も影響したと見られる。トランプ大統領は強烈な「ラブコール」を連続して送ったが、先月28日の日米首脳会談では「トランプ大統領が北朝鮮の完全な非核化に向けて努力することにした」という内容が発表された。金委員長にとっては「本心」を知ることができない状況だったわけだ。

特に2019年2月のハノイ会談失敗に対する「トラウマ」が依然として作用しており、一回限りの出会いさえも気軽に応じるのが難しかったという分析も出ている。韓国・梨花女子大学北朝鮮学科のパク・ウォンゴン教授は「単に会って交渉することと合意は別問題」とし、「すでに『トラウマ』がある金委員長は、こうした即興的な提案ではなく、より公信力のある対話提案を求めている」と説明した。

北朝鮮内部では来年初めに行われる第9回党大会を前に国防・経済5か年計画の成果をまとめることが急務であるという点も影響したと見られる。

今、北米会談の機会をうかがえる「次」は、早ければ来年初め頃と見られる。トランプ大統領は先月30日、韓国を離れた後、来年4月の訪中計画を明かし、「金委員長に会いにまた来る」と予告した。韓国・北韓大学院大学のヤン・ムジン教授は「核保有国の認定、対北制裁の解除、米韓軍事訓練の中断といった実質的な措置が行われるかどうかを見て、来年初め頃に対話に出るだろう」と見込んでいる。

望月博樹
CP-2023-0364@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「米韓同盟の弱点露呈!」北朝鮮ハッカー、“韓国独自ワード”の脆弱性を悪用、10年間長期潜伏
  • 「ウクライナ戦争がきっかけ?」北朝鮮とロシア、“1.3kmの新道路橋”で密輸・貿易拡大か
  • 「理想の同居人、月7万円から!」家事も雑談もこなす“AI家政婦ロボ”登場、米国で早くも注文殺到
  • 「拘束しておいて理解?」ジョージア州知事、“トランプ氏は韓国人技術者ビザの重要性を理解”と主張
  • 「もっと早く月に行ける!」スペースX、NASAの批判に“スターシップ単独ミッション”で反撃…米中‟月争奪戦”が過熱
  • 「経済政策に不満爆発!」トランプ氏、就任1年もたたず支持率急落…“中間選挙惨敗”の現実味が増す

こんな記事も読まれています

  • ボルボ、初の電動旗艦「ES90」発表 NVIDIA搭載で新時代へ
  • ブルーノ・マーズ、華麗な舞台裏に響くエンジンの旋律 感性で満たされた“走るミュージアム”
  • トヨタ新型「カムリGT-Sコンセプト」登場…合理を超えた感性の“スポーツセダン”
  • 名前だけで40種類!?「ADASの呼び名」がメーカーごとにバラバラな“本当の理由”
  • EXOファンミーティング、先行販売で完売!その裏に潜む驚愕の事情とは?
  • 『憎たらしい愛』で見せるイ・ジョンジェの新たな魅力「驚くほどかわいい」
  • 「離婚なのにPPL」…国民的男性歌手に「偽装離婚説」が浮上
  • キム・ヘス、「2025 MAMA AWARDS」2日目のホストに決定…パク・ボゴムに続きフィナーレを飾る

こんな記事も読まれています

  • ボルボ、初の電動旗艦「ES90」発表 NVIDIA搭載で新時代へ
  • ブルーノ・マーズ、華麗な舞台裏に響くエンジンの旋律 感性で満たされた“走るミュージアム”
  • トヨタ新型「カムリGT-Sコンセプト」登場…合理を超えた感性の“スポーツセダン”
  • 名前だけで40種類!?「ADASの呼び名」がメーカーごとにバラバラな“本当の理由”
  • EXOファンミーティング、先行販売で完売!その裏に潜む驚愕の事情とは?
  • 『憎たらしい愛』で見せるイ・ジョンジェの新たな魅力「驚くほどかわいい」
  • 「離婚なのにPPL」…国民的男性歌手に「偽装離婚説」が浮上
  • キム・ヘス、「2025 MAMA AWARDS」2日目のホストに決定…パク・ボゴムに続きフィナーレを飾る

おすすめニュース

  • 1
    トヨタ新型「カムリGT-Sコンセプト」登場…合理を超えた感性の“スポーツセダン”

    フォトニュース 

  • 2
    名前だけで40種類!?「ADASの呼び名」がメーカーごとにバラバラな“本当の理由”

    フォトニュース 

  • 3
    「米国では売らない!」トヨタ 新型FJクルーザー、世界のオフロードファンが息をのんだ理由

    フォトニュース 

  • 4
    「地上350メートルにサッカースタジアム!?」サウジの“空中W杯計画”に世界が騒然

    フォトニュース 

  • 5
    散歩中に迷子になった犬、ひとりで“7番バス”に乗って帰宅!?

    フォトニュース 

話題

  • 1
    【奇跡の再建】飲酒運転事故で「顔の半分」を失った男、3Dプリンターが“人間の尊厳”を蘇らせた

    トレンド 

  • 2
    「君の腎臓が欲しい」余命1年の女性が末期がん患者と“契約結婚”、不純な動機で始まった生活が“意外な結末”に?

    トレンド 

  • 3
    「高校で刃物振り回し6人負傷」17歳生徒に重刑求刑

    トレンド 

  • 4
    「痩せたいなら命を懸けろ!」中国ジムの“50キロ減でポルシェ進呈”チャレンジがネットで大炎上

    トレンド 

  • 5
    「正気か」恋人の娘を殺害後に笑った20代保育士…法廷での態度に怒りの声

    トレンド