
アメリカ合衆国のホワイトハウスは1日、先月30日に釜山で行われたドナルド・トランプ大統領と習近平中国国家主席の首脳会談に関連する写真42枚を、公式サイトの「ギャラリー」に公開した。
ニューシスによると、写真はトランプ大統領が会談会場である金海国際空港の空軍第5空中機動飛行団内に設けられた「ナレマル」に入る場面から、会談を終えてエアフォースワンに搭乗し出発する場面まで、時系列に沿って紹介されている。
ギャラリーのタイトルは「ドナルド・トランプ大統領、習近平中国主席と二者会談に参加」で、4枚は白黒写真、38枚はカラー写真となっている。
注目を集めているのは、両国関係者が同席する中、会談場で向かい合って座ったトランプ大統領が紙に書いた何かを習主席に見せると、習主席が大笑いする5枚の写真だ。
すべての写真に個別の説明はないため、紙にどのような内容が書かれていたのかは不明である。
ただ、5枚の写真を連続して見ると、トランプ大統領が紙に書いたものを見せようとすると習主席が興味を示す場面から始まる。
続いて、トランプ大統領が紙を手に取りテーブル越しに差し出すと、習主席が身を乗り出して文字を確認し、笑顔を見せる場面へとつながる。
この際、習主席の左右に座る王毅外交部長や蔡奇政治局常務委員兼中央書記処書記ら同席者も、メモの内容を見たり共有したかのように、一緒に笑っている様子が見られる。
習主席が最後の5枚目の写真で大笑いする場面では、両目を閉じている。
習主席が公式行事で明るく笑うことはあるが、今回のように文字通り「破顔大笑」する場面が公開されたのは異例だ。
最高指導者の報道写真を管理する中国の国営メディアでも、このような写真が報道されるかは疑わしい。
トランプ大統領がどのような意図でこの写真を公開したのかは明らかになっていない。
ホワイトハウスは、習主席がトランプ大統領の行動に関心を示し、大きく笑う場面までをあたかも連続写真のように5枚公開した後、すぐに厳粛な表情の習主席の写真を続けて掲載している。













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