グローバル投資銀行「JPモルガン」が最近の報告書でビットコインの現在の価格が金に比べて依然として過小評価されていると診断したと米国の仮想資産メディア「Cointelegraph」が7日(現地時間)に報じた。市場調整が続いているが、長期的には上昇余力が十分だとの分析だ。JPモルガンはビットコインと金を共に価値保存手段と見なし、金市場の民間投資規模を基準にビットコインの理論的適正価格を算出した。

報告書は全世界の個人・機関が投資目的で保有する金(金塊・ETFなど)の価値を約6兆ドル(約918兆7,808億円)と推定し、ビットコインが同様の投資比率を確保すると仮定した。ここにビットコインの変動性を反映して調整すると、公正価値は約17万ドル(約2,603万2,122円)水準という計算になる。
この計算によれば昨年末時点でビットコインは金に対して約3万6,000ドル(約551万2,855円)過大評価されていたが、現在は逆に約6万8,000ドル(約1,041万3,171円)過小評価されているという。JPモルガンは「ビットコインが『デジタル金』として認識される傾向が強まる中、金に対する相対的バリュエーションがますます重要な指標になっている」とし「現在の価格水準は長期的に買い魅力が高い」と評価した。
ただし、短期的にはビットコインとグローバル株式の両方が調整局面を迎えている。JPモルガンは「最近の米国雇用指標の悪化と家計負債の増加などで、リスク資産全般の投資心理が冷え込んだ」とし「ビットコイン現物ETFでも今週だけで約9億ドル(約1,378億2,138万円)規模の資金が純流出した」と伝えた。
それにもかかわらず報告書はビットコインの長期的な上昇可能性を維持した。JPモルガンは「ETFの流入が再び安定し、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き下げ期待感が維持されれば、ビットコインは迅速に反発するだろう」とし「心理的抵抗線である10万ドル(約1,531万6,538円)を突破する場合、機関資金が本格的に再流入する可能性もある」と展望した。

















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