
南アフリカ共和国で、21歳のスウェーデン人女性がサファリ体験中にライオンに首を噛まれる事故に遭ったが、奇跡的に命を取り留めた。
報道によると、10日(現地時間)、デイリーメールは、スウェーデン出身のナオミ・ボイ(21歳)がツァニーン地域のサファリで安全要員として勤務中、馬に乗って移動していた際、茂みの中から突然飛び出してきた若いオスライオンに首を噛まれたと伝えた。
首を深く噛まれ、脊椎骨が2本折れ、脊髄にも損傷を負ったが、ライオンはしばらくしてナオミを放して逃げ去った。
同僚の救助で病院に搬送されたナオミは、感染症や脳卒中を経験したものの、現在はスウェーデン・マルメの病院で回復中だ。彼女は「医師たちから完治可能だと言われた」とし、「左側はまだしびれているが動かすことができる。まるで守護天使がいたようだ」と語った。
ナオミは、事故を起こしたライオンは約2歳の個体で、サファリ周辺でよく目撃されていたライオンだったと明かした。
ナオミは「ライオンは攻撃ではなく、好奇心から飛びかかってきたようだ」とし、事故のトラウマで当時の記憶の大部分を失ったと付け加えた。
彼女はいまだに首の補助具を着用しているが、医師たちは手術なしでも回復可能と見ている。
今回の事故にもかかわらず、彼女は完治後に再びサファリ活動を続ける計画だと伝えた。彼女は「完全に回復したらまた馬に乗ってサファリに戻る」とし、「ただし、次は絶対に最後尾には立たない」と話した。
南アフリカのサファリでは、過去にも類似の事故が発生している。
8月にはエルサレム動物園でヒョウが脱走し、飼育員を襲って死亡させる事件があり、2021年には4歳のオランダ人少年がサファリ体験中に寝ている間にコブラに顔を噛まれ、顔面麻痺症状を起こしたことがあった。













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