
フィリピンが米国、日本と共に南シナ海で合同海上訓練を実施したことを受け、中国が軍用爆撃機を投入して対抗措置に踏み切った。
Newsisの報道によると、中国人民解放軍南部戦区は16日、田軍里報道官名の声明を通じ「14日に南シナ海一帯で爆撃機編隊を動員し、海上と空中を統合した巡回パトロールを実施した」と発表した。
南部戦区はさらに「フィリピン側が域外勢力を引き込み、いわゆる『合同パトロール』を強行したことは、南シナ海地域の平和と安定を損なう行為だ」と批判し「フィリピンは状況を悪化させる挑発を直ちに中止すべきだ」と警告した。
また「中国軍は高度の警戒態勢を維持しており、国家の領土主権と海洋権益を断固として守る」としたうえで「いかなる侵害や挑発の試みも決して成功することはない」と強調した。
中国のこうした対応は、フィリピン、米インド太平洋軍、海上自衛隊が14日から15日の2日間、南シナ海で連合海上訓練を実施した直後に取られた。
フィリピン軍当局は声明で「今回の訓練は海上及び航空作戦が統合された形で行われた」と説明し「自国の主権保護はもちろん、地域のパートナーとの集団防衛能力の強化を目的としている」と述べた。

















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