
ロシアが自爆型ドローン(無人機)を生産するため、年末まで北朝鮮労働者1万2,000人を誘致する計画だとウクライナが明らかにした。ウクライナ国防省情報総局(GUR)は14日、テレグラムでロシアがモスクワから東に約800km離れたタタールスタン共和国にあるアラブガ経済特区にこれら北朝鮮人材を誘致する計画だと発表した。
ロシアはイランからシャヘド・ドローンの製造技術を伝授され、アラブガ経済特区にドローン生産基地を設立した。ここでシャヘド・ドローンを大量生産し、ウクライナ空襲に利用してきた。GURは10月末、ロシア外務省でロシア当局者と北朝鮮企業「志向技術貿易会社」の代表が会合し、これを議論したと明かした。同局はこの会社が北朝鮮労働者の発掘、選抜を担当すると説明した。
GURによると、モスクワは北朝鮮労働力に対し時給約2.5ドル(約387円)を支払うことを約束し、労働者の勤務時間は1日最低12時間以上になる見込みだという。同局は「この措置はウクライナ侵略戦争を継続するため、二つの独裁政権間の戦略的協力が深化していることを示唆している」と批判した。
ロシアと北朝鮮は昨年6月、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が締結した「包括的戦略的パートナーシップ条約」に基づき、軍事的に密着を強化している。ロシアは昨年8月、北朝鮮から派兵された軍の助けを借りてクルスク州を奪還した。最近、この地域で北朝鮮の工兵がロシアの工兵と共に地雷除去作業を行っている。















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