
政府が航空自衛隊の地対空誘導弾「ペトリオット」ミサイルを米国に輸出したことが確認されたと国内メディアが19日に報じた。Newsisの報道によると、殺傷兵器の輸出は初めてで、ウクライナ支援で備蓄量が減少した米国の要請に応じて行われたという。
日本経済新聞などによると、今回の輸出は外国企業の許可を得て国内で製造した「ライセンス生産品」について、完成品特許を保有する国への輸出を全面解禁した2023年以降初の事例だという。米国はこのミサイルを第三国に提供しない方針だ。
防衛省は昨年7月、米国の備蓄量を補充するためにペトリオットミサイルを輸出する契約を締結したと発表した。政府は2023年12月に「防衛装備移転三原則」と運用指針を改正し、ライセンス生産品の輸出要件を緩和した。これにより、完成品も特許保有国に限り輸出が可能になった。それまでは部品の輸出のみが許可されていた。
ペトリオットミサイルは米国が開発した地対空ミサイルで、敵航空機や弾道ミサイルを地上から迎撃するために使用される。日本では航空自衛隊が北朝鮮の弾道ミサイル対応のために運用している。















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