
イランのセイエド・アッバース・アラクチ外相とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が12日(現地時間)、電話会談を行い、イランと国連の国際原子力機関(IAEA)との協力関係について協議したと、イラン国営通信(IRNA)が伝えた。
報道によると、両外相は電話を通じて、今月後半にオーストリア・ウィーンで開かれるIAEA理事会への対応に加え、中東および世界各地で起きている最新の動向について意見を交わしたという。
IRNAによれば、両外相はイラン政府とIAEAの間で未解決となっている複数の核関連問題について、今後もイランとロシアが緊密に連携し、共同で対応していく必要性を強調した。
ラブロフ外相は、ロシア政府はイランとの二国間関係や地域情勢に関して、いつでも協議する用意があると述べた上で、特に地域諸国との「集団安全保障」を維持するためには国家間の協力が重要だと改めて指摘した。
イランは今年6月、イスラエルおよび米国によるイラン国内への空爆後、IAEAとの協力を停止している。海外報道によれば、空爆によってイラン国内の核施設や核科学者の安全が脅かされたにもかかわらず、IAEAが攻撃に対する非難声明を出さなかったことから、イラン国会法に基づき協力を中断したとされている。














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