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ついに“ドローン母艦”誕生!小型自爆機を空中投下する時代、トルコが世界を一歩リード

荒巻俊 アクセス  

ドローンがドローンを運ぶ時代が到来

 引用:バイカル
 引用:バイカル

トルコの防衛産業企業バイカルが最近実施した試験飛行で、垂直離着陸無人航空機(VTOL)バイラクタル・カルカンが小型一人称視点(FPV)自爆ドローンの空中投下に成功した。軍事専門メディアのアーミー・レコグニションが、29日(現地時間)に伝えた。今回の試験は、長時間滞空型の無人航空機(UAV)が短距離攻撃用ドローンを「空中発射台」として展開できることを示した事例で、無人機運用概念が新段階に入ったことを示している。

■ FPVドローンの空中発射方式、二つを検証

引用:バイカルのX
引用:バイカルのX

バイカルは今年初め、カルカンVTOLを使ってFPV自爆ドローン「スカイダガー7」を空中で分離・発射する試験を二度にわたり実施した。

最初の試験では、安全な分離を目的とした制御落下方式を検証し、二回目の試験では、目標物に直接突入する急降下攻撃方式を披露した。

特に後者の試験では、FPVドローンが分離直後に地上目標へ自律的な攻撃を行い、空中発射型FPV戦術が実戦適用段階へと近づいていることを示した。

■ 滑走路を必要としないハイブリッド無人機

 引用:バイカル
 引用:バイカル

カルカンVTOLは、バイカルが開発した小型の垂直離着陸型戦術無人機で、幅20メートル・長さ20メートル程度の限られた空間でも、滑走路なしで自動離着陸できる。

翼長は約5メートル、機体長は約1.5メートル。電動リフトモーター4基とガソリン巡航エンジンを組み合わせたハイブリッド推進方式を採用している。最大離陸重量は30〜50キロ級、内部搭載量は約3キロ。可視光カメラや赤外線熱画像装置(EO/IR)センサー、レーザー距離計・標的指示装置を備え、昼夜を問わず監視・偵察が可能だ。

最近の試験では8時間以上の滞空を記録し、実用高度は約4,267メートル、通信距離はアンテナ構成により最大約100キロに達した。

この無人機は、中大型UAVの滞空性能と小型戦術ドローンの機動力を組み合わせ、前線近くでの監視・偵察と近距離目標の精密攻撃を単独で担える点が特徴だ。

■ 「VTOLがFPVを運ぶ」新たな戦場概念

今回の実験の核心は、VTOL無人機がFPV自爆ドローンを搭載し、目標地域の上空で投下した点にある。

VTOLは一般的なクワッドコプターより高高度で長時間滞空でき、FPVドローンを目標により近い位置まで運んだうえで戦闘直前に投下できる。この方式は、

・電子戦(EW)による妨害を受けにくい

・バッテリーの限界を補える

・地形の制約を避けられる

といった戦術的メリットがあり、結果として「空中母艦」の概念を実現する取り組みとして注目されている。

FPVドローンの作戦半径を数倍に広げる革新技術と評価されている。

■ スカイダガーFPVシリーズの性能

 引用:スカイダガー
 引用:スカイダガー

スカイダガーFPVは、搭載量2〜5キロ、最高速度時速120〜140キロ、作戦半径約10キロ、滞空時間12〜20分ほどの性能を持つ。

トルコと友好関係にあるコソボは昨年、数千台規模のスカイダガーを導入し、バイラクタルなど他のUAVとあわせて運用している。

中型VTOLのカルカンと小型FPVのスカイダガーを組み合わせた今回の試験は、多層的な無人戦力体系の実戦化を押し進める事例とされる。

■ 「ドローン母艦」戦略へ進むトルコ

アーミー・レコグニションは「無人機が別の無人機を運用する時代が現実になった」としたうえで、「トルコは戦術UAV分野で蓄積した技術を基に、ドローン同士の連動運用を実現した」と評価した。

今回の成功は、トルコが中東やバルカンを越え、NATOの戦場概念における技術革新の中心へと位置づけられつつあることを示す信号とみられている。

今後は、AIを活用した編隊制御、群れドローン(スウォーム)運用、低コスト飽和攻撃戦術などに発展する可能性もある。

■ 有人・無人複合戦闘(MUM-T)への転換を加速

今回の組み合わせは、有人人機と無人機を組み合わせた複合戦闘(MUM-T)への転換を加速させる転換点となる。

現代の戦場では、高価な大型プラットフォームよりも多層型・分散型の無人システムをどう運用するかが戦闘効率を左右する要因として浮上しており、その意味でも大きな象徴性を持つ。

荒巻俊
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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