
米国のスティーブ・ウィトコフ特使は2日(現地時間)、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と「ロシア・ウクライナ戦争」終結に向けた交渉に臨んだが、領土管理などの争点を巡って妥協点を見出せなかった模様だ。
Newsisの報道によると、ウィトコフ特使とドナルド・トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏など米国の代表団はこの日、クレムリン(ロシア大統領府)でプーチン大統領と約5時間の非公開会合を行ったという。しかし、会合では合意点を見出せなかった模様だとBBCやアクシオス、ドイチェ・ヴェレ(DW)などが報じた。
ロシアのユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は会合直後、記者たちに「会合は有益で建設的で意味があった(useful, constructive and meaningful)」としながらも、「米国側が領土管理問題などに関する提案をしたが、妥協点は見出せなかった」と述べた。彼は「米国のいくつかの解決策について議論し、同意できる点もあった」としながらも、「プーチン大統領は(米国の)いくつかの提案に対して批判的で否定的な立場を隠さなかった」と述べた。続けて「今後、多くの作業が必要だ」とも述べた。
ウシャコフ補佐官は「プーチン大統領がウィトコフ特使とクシュナー氏に、トランプ大統領にいくつかのメッセージを伝えてほしいと頼んだ」としながらも、「我々は米代表団との交渉内容を公開しないことで合意した。交渉内容は機密だ」と述べた。














コメント0