
米NVIDIAは、生成型人工知能(AI)「ChatGPT」の開発会社「OpenAI」との1,000億ドル(約15兆5,724億円)規模の投資契約がまだ完了していないと明らかにした。
Newsisの報道によると、FORTUNE(フォーチュン)などによれば、NVIDIAのコレット・クレスCFOは、この日米アリゾナ州スコッツデールで開催された「UBSグローバル・テクノロジー&AIカンファレンス」に出席し、投資家からOpenAIへの投資に関する質問を受け、「まだ最終契約を完了していない」と答えたという。
これに先立ち、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは、NVIDIAチップの予約注文が来年まで5,000億ドル(約77兆8,571億円)に達すると表明していた。クレスCFOは、OpenAIへの投資はこの注文規模に含まれていないと説明した。ただし、OpenAIとは引き続き投資契約について協議していると強調した。
したがって、両社の投資契約が成立した場合、NVIDIAのチップ受注は公開された規模よりも増加すると見られる。ニューヨーク株式市場の投資家はこれに期待し、NVIDIA株を買い進めた。この日、クレスCFOの発言後、NVIDIA株価は取引中に2.6%ポイント急騰した。ただし、その後上昇幅が縮小し、0.86%上昇で取引を終えた。
NVIDIAは、OpenAIの競合であるAnthropicにも最大100億ドル(約1兆5,571億円)を投資する計画を発表している。クレスCFOは、Anthropicへの投資は既存の5,000億ドルの予約注文規模に追加される可能性があると述べた。
NVIDIAは最近の声明で主要なAIパートナーシップが流動的であることを示唆したが、OpenAIとは堅固な関係を維持している。クレスCFOはまた、NVIDIAが他の競合他社より「一世代先を行っている」とし、競合他社が自社に追いついているという見方は事実と異なると強調した。
















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