
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、欧州諸国に「戦争を望むなら今すぐ始めてもいい」と述べたとロイター通信が2日(現地時間)に報じた。
プーチン大統領は同日、モスクワで開かれたフォーラムで「欧州諸国がウクライナ戦争の終結を妨げている」とし、「彼らと戦争をしたくないが、もし彼らが望むなら今すぐ戦争を始めてもいい」と述べた。さらに「我々は迅速に攻撃し、欧州は完全に敗北するだろう」と述べ、「我々は精緻な軍事作戦で彼らを制圧する。米国と我々は平和を望んでいるが、欧州諸国は戦争を望んでいるようだ」と付け加えた。
フォーラム行事直後、プーチン大統領はクレムリン(ロシア大統領府)に向かい、米国の交渉チームであるスティーブ・ウィトコフ特使とジャレッド・クシュナー氏(ドナルド・トランプ米大統領の娘婿)と面会した。約5時間にわたって彼らと会談し、ロシア側からはキリル・ドミトリエフ経済特使が同席した。
これに先立ち、米国はロシアと協議し、28項目からなるウクライナ平和構想案の草案を作成したが、その後ウクライナと欧州の意見を反映して19〜22項目に修正した。平和案を修正し、米国とロシアが議論するのは今回が初めてだ。この日の会談では、ウクライナの領土譲歩と安全保障の問題などが言及されたとされるが、具体的な状況はまだ報じられていない。













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