
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は先週末、米フロリダで行われた協議を通じて、前回のジュネーブ会談で提示された停戦案の草案が追加で練り直されたと明らかにした。
ニューシスの報道によると、ゼレンスキー大統領は2日(現地時間)、自身のSNS「X」で「ウクライナ代表団長ルステム・ウメロウ国家安全保障・防衛評議会書記および会談参加者から詳細なブリーフィングを受けた」とし「フロリダでの協議では、ジュネーブ会談で取りまとめられた文書内容を基に改善作業を行った」と述べた。
ウクライナ代表団は先月30日、フロリダで米国のマルコ・ルビオ国務長官、ドナルド・トランプ大統領の特使スティーブ・ウィトコフ氏、そしてトランプ大統領の義理の息子であるジャレッド・クシュナー氏らと高官協議を行っていた。
ゼレンスキー大統領は「今回、情報機関も交えた会議では、前線での作戦遂行の可能性、ロシア側の空爆への対応、そして停戦時の合意違反を防ぐための方策などが重点的に議論された」と説明した。
さらに「我々ウクライナの外交チームは、欧州の主要同盟国および『意思ある国際連合』のパートナーたちがこのプロセスに参加するよう、引き続き調整中だ」と述べた。
ゼレンスキー大統領はまた「ロシアは、米国側との次期交渉に先立ち、新たな偽情報戦を開始した」と指摘した。これは、ロシア国防省が最近、ハルキウ州ボウチャンスク、ドネツク州ポクロウスクの占領を主張したことへの反論とみられる。
その上で「ウクライナは真の平和と、確立された安全保障を求めている」と強調し「トランプ大統領側の関係者および欧州パートナーとの実質的協議を継続するよう、外交・安全保障チームに指示した」と述べた。














コメント0